お金の使い道と価値観について

以前に見たＮＨＫ・ＴＶの地域ニュースの番組で考えさせられる内容があった、
個人的に釈然としない思いが残りここに記します。
その概要は以下の様なことでした。

日本で最南西端に沖縄 波照間島がある、この島には病院が一棟も無いとのこと。
病人やケガ人は６０km離れた石垣島まで行かなければならない。
船便で行くと波が荒くお年寄りや妊婦など弱い立場の人には1時間近い船旅が
大変過酷であると言う。飛行機でならばわずか１５分のフライトで済み体力的に
消耗も少なくとても楽であると老婆のコメントが入っていた。
然しその運営を司る航空会社は年間に３，０００万円の赤字を計上する為に
廃止にすると言う。その地域スポットニュースのすぐ後に次の様なニュースが流れた。
東京の上野動物園で「熊」の冬眠を観察する部屋を作った、
ナントその費用が５億円と言う。動物の生態を観察することも必要だろうが、
1年で３，０００万円の赤字を１０年続けても３億円、その間に老人や妊婦さん
など弱者がどれだけ多く救われるだろうか？
同じ日本国内で起きているこの現実をなんとかできないだろうか、東京都の
資金と波照間島の資金を同じテーブル上に乗せ、直面する問題に優先順位を
付けられないだろうか？素朴な疑問が脳裏を走った。

　　　　　　　　　　　　　　　　            　　　      　　　　 　　　　　　　記：岩瀬

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