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先週は中国の上海を拠点にして常州、杭州に旅程を組んだ。
現地では三名の知人から連日に渡り歓待をして頂いた。
お隣の大国の発展ぶりは相変わらず目覚ましい。
湧きいずるような人、人の波。林立する高層ビルディング。
道路から溢れんばかりの車列と騒音。
まさに建設と混乱が同居しているように感じる。
上海虹橋駅から杭州まで、または常州の途中蘇州まで高速鉄道で約40分。
車窓から見る風景は明らかにここ数年で変わった。
昔ながらののどかな光景は姿を消し洋風作りの戸建てや高層マンションが目立つ。
反面、完成されたマンション群にかなりの割合で空室があるようにも感じ取れる。
観光地として名所の西湖は数年前までは周辺が車の乗り入れを禁止して、
しっとりとした空気に包まれた閑静な場所だった。
しかし再訪した現在は車の洪水とけたたましく鳴り響くクラクション。
湖周辺の遊歩道は本国の観光客で埋め尽くされて息苦しくさえ感じてしまう。
国の経済が豊かになった影響で観光客がどっと押し寄せているのだと思う。
豊かさとか近代化とは一体何なんだろう?湖水に目を移し溜息混じりに自問する。
日本では当たり前に実行している車の通行区分帯順守。滅多に鳴らさないクラクション。
歩行者優先の横断歩道。決められた場所での喫煙。澄んで高い青空。環境保護。等々
隣国でありながら逆のように異なる生活環境にいつも戸惑う。
日本人マナーの良さを今更ながら再認識すると共に
次世代への継続と更なるレベルアップを思う。
成田空港に帰国後、京成電車に乗車してなぜか懐かしさと和みの気持ちになれた。
帰路の車窓から見える木々の若葉、緑の地滞が続きその濃淡が実に美しい。
印旛沼の湖面が木立の間から垣間見えて人影も見えない光景が静寂さを引き立てる。
田植えの準備が整ったのかきれいに整地されて畔道の線が几帳面な枠を構成している。
田圃には水が張られて西日にきらきら輝き太陽に包まれているような
静かで平和な田園風景。
また近い内に行きたくもなる発展するエネルギー、繁栄と途上を含んだ地。
そして身近な静寂と秩序を対比して日本の美徳を再発見した思いだ。
どちらも永遠に地球の中の平和な村でありたい。
岩瀬
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