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好天に恵まれた先週の休日は昼前の散歩へいつものように出向いた。 
自宅を出て菩提寺経由で新中川の畔を歩き気の向くままに散策する。、 
そんな自由なひと時が自分の好きな時間帯だ。 

気楽に歩いている途中、気持が暗転した。 
土手と河川敷を仕切る金網の向こうに生まれたばかりと思われる 
子猫が二匹肩を寄せ合って震えている。 

片方のネコは舌を小刻みにペロペロ出して水か食料を求めているよう。 
もう一匹は片方にもたれかかって気力も体力も失せているように見える。 
「かわいそう」と、つぶやくだけで自分はどうしてやることも出来ない。 
近くのホームセンターで植物用のお皿と飲料水を買おうと考えたが、 
高さ2m以上で上部がこちら側に傾斜している細かい金網を通して 
与えることはできない。 
フェンスの向こうはうっそうと茂った草むらで遠回りしても入りようがない。 
無力な人間はただ呆然と立ちすくむだけだった。 

誰かが子猫を捨てたのか、捨てられた猫同士が成長して子供を産んだのか。 
何れにしても人間が捨てたことが原因であろうことは間違いないと思う。 
川辺で釣りを楽しむ人、気楽に散歩を楽しむ自分、飢えて苦しむ子猫。 
同じ動物同士なのに紛れもなく天国と地獄の差がここにある。 

玩具のようにペットを求めて、自己の都合で廃棄物のように生き物を捨てては、 
余りにもかわいそうだ。 

殺伐とした、時には息苦しくなるニュースが多い世相の中で、 
せめて生き物同士では慈愛の念を寄せ合いたいと心から思い願う。 

 
                                                       岩瀬
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