× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 一昨日の読売新聞夕刊の記事を見て全く納得の行かない内容に唖然とした。
記事タイトルは「新議員2日で230万」 「8月分歳費480人分の総額支給11億円」
8月30日の衆議院選挙で当選した新議員は月末までのたった2日間だけで、
なんと1ケ月分の総額230万円の歳費が支払われると言う。
法律で日割り支給が認められていないとのこと。
また受け取りを拒否して国庫に寄付すると、
公職選挙法で「寄付行為」とみなされるため、これも出来ないとの内容だった。
いゃ、「寄付行為」でも、よいではないだろうか?なぜ出来ないのだろう?
紙面にはその理由、仕組みと内情は解説されていない。
余りにも庶民感覚のズレに怒りを超えて絶望的になる。
新議員も3日前までは同じ庶民だったはず。
国民の血税をわずか2日間の報酬として、まるまる1ヶ月分の金額を支出されては、
身勝手なご都合主義と見られても仕方がない。
何故ならその法律を決定するのは国会議員自身だからである。
今、世の中は不景気の真っ只中で、職を失い必死に求職活動している人も多い。
また共働きをしたくとも保育園の不足で待機している母子の多さも毎日のように、
ニュースで報じられている。
美辞麗句は、もう沢山聞いた。
「無駄を徹底的になくす」と公約して、多くの国民から支持を受けた政権だと思う。
是非、政権の最も身近で起きている不条理と見られる現象、そして、
確実に過剰払いとの見方をしてしまう歳費支給の法律を抜本的に改正すべきと望む。
2日間だけを分割支給すれば、単純計算で1議員に付き214万6千円が余る。
因みに今回だけで、国民から負託を受けた158人の新人議員が当選されている。
日割支給の差引額に対象議員総数を乗じれば如何に多くの国民を支援できるか、
及び国中に存在する多くの弱者に生活の潤いを提供することが出来るか。
今度こそ常識的で公平な見解と、受け取る立場の潔い判断を期待したい。
そして過去の不明瞭な遺物を速やかに改めて頂きたい。
「利他」という言葉を思い出す。
「自分を犠牲にして他人に利益を与えること・他人の幸福を願うこと」(広辞苑より)
凡人が率直に感じる事は、自分を犠牲にしないまでも、
せめて「足ることを知れ」の境地に返って頂きたい。
まさに政治家に成り得た人は国民の率先範例を示すべきに思う。
明日から大型連休に入る。
確かに休日は嬉しい気持ちにもなる、然しその反面こんなに休日を作っていいのだろうか?
地下資源のほとんど無い小さなこの国で、毎月のように(土)(日)以外に休日を連ねて、
我が国の将来は大丈夫なのだろうか?
勤勉が日本の復興と発展を支えてきた原動力と理解していたが認識違いなのか?
大型連休により一部の業界は活性化するだろうけど、
多くの産業は業務が停止して収入の減少を招く。
授業時間が不足している義務教育に於いても更なる勉強不足が蔓延する。
祝祭日、国民の日、などの休日を制定するのも国会議員の賛成多数で決定する。
今月などは敬老の日を無理やり21日の月曜日にはめ込んだようにさえ思える。
しかも「お彼岸の入り口」に「敬老の日」とは?、
世のこちら側の岸を「此岸」で、あちら側の岸が「彼岸」だ。
神経質な人でなくとも少し考えてしまう。
申すまでも無く政治家は国民の代表であり、法律制定の権限者だ。
国家百年の計に則って、永続的な国家繁栄と国民の幸福路線を敷設して頂きたい。
同日のニュースでメジャーリーグのイチロー選手が達成した世界新記録が報じられていた。
9年連続の200本安打数は108年ぶりに大リーガーの記録を塗り替えた偉業という。
テレビニュースでのコメントが印象的だった。
「199の次が200ですから当然といえば当然です、
大切なことは、そこに来るまでのプロセスです」・・・!
また「国民栄誉賞」を2度も辞退しているそうだ。
その理由は、「賞をもらうと、さらに前進する動機が低下するように思う」と語っている。
前述の議員歳費とは全く対照的な、爽やかな言動に思わず溜飲が下がる。
政治も経済も、世の中全体が、
このスポーツマンのように健全的な発展を成すよう心から願わずにいられない。
その為には私達一人一人が公正な目を養って、自助努力を積み重ねることが不可欠に思う。
岩瀬
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