× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 8月3日(日)NHK教育TV22:00~ETV特集 「外国人による日本語弁論大会」を見ての共感と感想 29の国と地域、100名の応募者から選ばれた12名が出場してさまざまなテーマについて、 日本語でスピーチが行われた。感受性豊かな表現力と鋭いアングルにひたすら感心する。 共鳴した内容の一部をメモリーしてみた。 ・「ルーマニア人が感じる日本」ルーマニア人 女性 大学生 『日本人は、ホンネとタテマエを使い分けることが多い。 表向きを気にしたタテマエはお世辞が多く決して自分の為に言ってくれているとは思わない、 正直に言ってくれる人こそ本当の友達で、ホンネを言ってくれない人は本当の優しさではない。 日本人は他の外国人に比べて直言してくれないので判断に戸惑うことが多い。』 ・「忘れていませんか、思いやりの心を」バングラデシュ 男性 大学生 『豊かな物質文明を享受する日本はバングラデシュとはあまりにも違っていた。 それなのに年間3万人もいる自殺者、かけがえのない肉親への犯罪、アルバイトをしている コンビニで廃棄処分する食品の多さ、バングラデシュの国民にはとても考えられない。 経済が豊かになり、心や命や物を大切にすることを忘れてしまったのでは無いですか。』 ・「あなたは(大変)ですか」イラン人 女性 大学院生 『日本人は「大変」という言葉をやたらに使い過ぎる。 イラン人は子供でも学校に行けず労働する人が少なくない。でも大変とは言わない。 自分が日本に来た時は、100円でモヤシ3袋を買って1日の食生活としていた、それでも 大変とは思わない、ゴールに近づくまで大変とは言えない。 チャレンジする精神に大変はない。 夢があれば大変を楽しめる、皆さん、どうぞ夢を持って下さい。 (大変)という言葉を(楽しみ)に変えて夢を持って下さい。』 ……。 外国からの若人が自らを律して、自己に厳しい生き方に、とてもたくましい人間性を感じた。 そして現実を見極め、夢と目標を持ち続ける人生観に強靭な意志と信念を感じ取れる。 諺で「若いうちは苦労を買ってでもしろ!」と言う意味を改めて彷彿する。現代の日本では 死語になってしまったか? 今、夏の全国高校野球大会が熱戦を繰り広げている。 5日(火)の昼食時に見ていた試合で解説者の度を過ぎた褒め言葉が気になった。一例は 最終回の表の攻撃で平凡な打球を一塁手がトンネルエラーをした、解説者はそれに対して沈黙し、 バッターは普通に打っただけのことなのに、「打球が強くていいバッティングですネ」と褒める。 本来ならエラーした一塁手の拙守に対して「もっと腰を落として正確に捕球しなければいけませんネ」と指摘すべきに思う。他にも当り前のプレーを「いいプレーですね」と褒め、ミスプレーには沈黙を守る。これでは逞しい若者を育てると言うより、欠点を是正できない軟弱な人間が増えることにならないか? 過保護で外受けのいい言葉を多用する大人の態度にも大いに問題があると思う。 ましてや厳しい練習に耐えて、甲子園球児を夢見る小中学生も見ている男子スポーツの世界でダ! 実社会にも同様なケースが多々ある、皆から受け入れやすい事柄には大きくうなずき 派手に同意を示し、 間違っている行為にはそれを指摘せず沈黙のまま自己の優位性にしがみつき、 無難に通り過ぎる事を無気力に傍観する人達。及び操る側。 あとの俗世間では推して知るべし。 「ルーマニア人が感じる日本」の大学生のメッセージを甚く感じる。 どんな世界でもいいものはいい、間違いは間違い、と正しく指摘することが大切に思う。 そして其の上、理解と信頼関係を深めてこそ健全な民主主義であり公平で 透明性の高い秩序が保たれるのだと思う。 今日からアジアで3番目の北京オリンピックが開幕する。 平和の祭典で日本人の正々堂々と、逞しく、清々しいプレーを期待したい。 岩瀬 PR |
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