× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 BRICs(ブリックス)と言うワードが脚光を浴びて久しい。 経済発展が著しいブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を合わせた4カ国の総称と言う。 解説資料に依ると、この国々の特長は国土と資源と人口に大国であること、そして 国土の面積は4カ国で世界の29%を占め、人口は世界の約45%を占める、 更に4カ国とも天然資源が豊富でその産出に恵まれている。 7月27日(日)のTV番組でNHKスペシャル「インドの衝撃・祖国に帰るスーパー頭脳」は 大変興味深かった。その前までは「激流中国」編でBRICsの中でC・Iを今迄に取り上げている。 今回の概要は、インド 経済界の総帥カンワル レキ氏がアメリカのシリコンバレーで 起業家に成功してきた経緯と、アメリカの頭脳社会をリードする存在に成っている 印僑(長期に渡り海外に居住して活躍しているインド人)を自国のインドへ呼び戻し、 インドを世界の大国に押し上げようと目指す壮大なテーマが番組の内容だった。 印象に残った言葉をメモした。 「今のインドには活気に満ちた空気とエネルギーがある、未来を恐れる人はいない、今後 20~30年の間には世界の超大国になる」 「人を評価するにアイディアは10%、人間性が90%」 「1度に2つの市場は無理、正しく還元できる市場倫理に基ずいた経営が勝利する」 「富が一部に集中するのでは無く、広く富がいきわたること、そして良き縁を大切に育んでいくこと」 ……。 海外に長く居住して久し振りに日本に帰ってきた友人と街を歩いていた時の言葉を反射的に想起する。 「今の日本人は皆、疲れているみたい、目標がないのかな?」 勤勉な日本人はこの酷暑の中でも、それぞれの立場に応じて懸命に頑張っている。…と思いきや、 昨日の読売新聞に「日本人」と言うタイトルで次のような記事が掲載されていた。 「消えゆく勤勉さ」、 「勤勉さが続かないと思う人は全世代で過半数」、「にじむ自信喪失」… 日本人が誇りに思ってきた「勤勉さ」という国民性が失われる懸念の広がりが明らかになった。 読売新聞連続世論調査より また別のソースでは勤勉さの喪失は、そのベースにあるはずの道徳心の欠落にこそ最大の原因が あるのではないかと解説している。 天然資源のほとんど無い小さな国で、持ち前の勤勉さが失われ、次代を担う子供から大学生までの 学力低下は著しく、凋落の一途。働かない、勉強しない、治安は脆弱、…無い無い尽くしでは 誰が考えても国と国民の将来は危ぶまれる。 国や企業に明確な目標が無いのか、展望が灰色で不透明なのか、リーダーにその素地が欠落していて、 先見の明や一貫性を帯びた先導力が無いのか、又一方では自己保身に陥り付和雷同的な 日和見主義が増えたのか。とにかく、是是非非の公平な見地で自己の意見を堂々と述べる当たり前の 正義派が見当たらない憂き目を感じることがある。同様に自省する。 また自己の所在と役割に迷っている人も多く、燃えるような高揚心とそれを育む土壌と背景が著しく 欠如しているとも思う。 仕事や金品や夢は誰も与えてくれない、自助努力で勝ち得るもの。他人依存症になってはいけない。 発展に燃える国を垣間見て、夢と希望を持つ大切さを今更ながら強く感じると同時に、 自己が率先して切り開く強い信念と、正しい行動力が何より大切と改めて考えさせられた盛夏の夜。 岩瀬 PR |
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