× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 先週の連休は、例年の如く京都、大阪に在住の旧友二人と再会した。
持つべきものは親友で、待ち合わせ場所の京都駅前に一番遠い地理から来た
私の希望する場所を第一優先にしてくれる。
今回は気楽な鉄道の旅を選び雑踏の京都市内を避けて奈良へ赴いた。
近鉄室生口大野駅で下車してバスに乗り換え約15分。
渓谷に沿って歩を進め石段を登ると新緑に抱かれた室生寺が、
わびさびの世界で迎えてくれる。
境内に咲く赤とピンクの石楠花が、
抑えた色彩の女人高野寺と鮮やかなコントラストを描く。
室生寺から長谷寺に向かう途中の車窓から見る棚田も好きな光景の一つだ。
水田に水が張られて昼下がりの光線にきらきら輝き揺れ、
まるで生き物がささやいているように感じる。
辿り着いた長谷寺は牡丹の花が満開に咲き誇り、
木々の青葉がそれを見守るようにやさしく風になびく。
長谷寺と室生寺、両寺は参道も境内もここ数年来に無いにぎわいを呈していた。
自然災害等による国難に際して宗教心の深さと祈願する人々の表れなのだろうか。
身の丈10メートル余りの国宝、十一面観音菩薩像の足元に伏して、
ひたすら祈りを捧げる人々。
世の中の平和と安寧そして健康を祈る心は誰もが同じだと思う。
平穏な社会の静寂と安らぎを久しぶりに思い起こした古都の情景、
そして変わらぬ旧友との再会はいつになく心に沁みるものがあった。
岩瀬
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