× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 先日の朝日新聞に興味深い記事が掲載されていた。 「群衆の動きに単純な法則」のタイトルで渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点が 写し出されている。この交差点はニューヨークのタイムズスクェア、ロンドンの ピカデリーサーカスと並び世界一の交差点であるという。 歩行者用信号が青になった40秒間に最大2000人が渡り、一日30万人が 利用すると言われている。 その群集の流れに一定の法則があり、交差点上で対向してくる一群と交わると、 お互いにスッと行き違い、ほぼ同じ速度と間隔を調整して4~5本のレーンを作る。 誰が指示したわけでもないのに、一方は駅方向に、一方は渋谷の街へ、 規則的に黙々と流れて行くと解説されている。 まるでアリの行列の如く。 それなら東京駅の丸の内交差点の朝夕も同じではないか?銀座や新宿でも…と思いきや! 水槽の中での熱帯魚の動き、水族館の魚の周回、TVで見る海中のイワシなどの群団、 または夕暮れ時の空を旋回するムクドリの群れ、…等々、みな一定の距離間を保ち、 仲間同士がぶつかることなく同じ方向へ規則正しく進む。 群れることで、天敵から自分が狙われる確率が減る。 移動時も経路を間違えにくく、安全性を高めてより遠くまで行ける。 誰かリーダーがいて指示している訳ではないのに、全体として秩序がとれているという。 人間の心理も魚や鳥たちと同じなのだろうか? 他人につかず離れず、その場の「流れ」や「空気」を読み合う、 「個々が意志を持って行動していても、集団になると単純なメカニズムで動いてしまう」と 結論づけている。 その群衆心理を正しく方向付けて、世界の紛争や貧困の解決に向かって規則正しく進む ことが出来ないだろうか? 行政や企業のリーダーに方向性を見失い、己の赴く感情で人心や環境を抑圧する人は いないだろうか? 魚や鳥や優れた人間は、平和な社会を守り安寧秩序を構築して、それを更に推進する為に、 群れを為す。 新聞記事から学び、さまざまな思いを彷彿させる師走のひととき。 岩瀬 PR ![]() ![]() |
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