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今日は、イワセ商会の菊池です。

芸術の秋ということで、先の土曜日に
「江戸東京博物館 ボストン美術館浮世絵名品展」に行ってきました。

今まで、写真やTVだとおなじみですが、実物を見たことのない名品ばかりが、
会場中に展示され、疲れも忘れて3時間も見入ってしまいました。

写楽あり、葛飾北斎あり、歌川国政あり、とその展示内容の豪華さに
圧倒されました。

それと当時に深く感じたのが、庶民の文化がここまで
高まり、世界中の画家や美術関係者に影響を与えた事です。

浮世絵などは、江戸時代は芸術ではなく、好きな人が集めて眺めるだけの
印刷物でした。今で言うところのポスターやカードを集めるのと同じ感覚でしょうか??

それが、世界に出たとたん芸術になり、偉大な文化になる。
このことを考えていましたら、昔、ネット上で読んだ文章を思い出しました。

下記、大意を引用します。
ヨーロッパの人の日本文化感だそうです。

▼ ▼ ▼    ここから   ▼ ▼ ▼  

日本文化は身内受けの凝り性文化だ。
外国文化に負けまいとしているのではなく、
世に意図的にインパクトを与えようとしているのでもなく、
今ここにいる同じ価値観を共有する仲間からの喝采を浴びたいと考える。

その結果、同じものを志す者同士の「これすごいだろ、おもしろいだろ」合戦が始まり、

そこで生み出される物が自然と研ぎ澄まされていく。
でもその競争は、敵対的なものではなく、
お互いを尊敬しあいながら、静かに深く進行していく。

そしてある日、偶然目撃した異文化出身の人間(外国人)から、
それがすごいものであることを知らされる。
ほとんどの日本人はその日が来るまで、
自分たちが作り上げた物がすごいものとは知らない。

▲ ▲ ▲  ここまで  ▲ ▲ ▲

調べていきますと、イギリスの新聞社の調査で、世界で一番影響力があるのは、
日本の大衆文化との調査結果もあるそうです。

こうしてみると、日本もなかなか捨てたもんじゃないですね。



菊池
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