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こんにちは、イワセ商会の菊池です。
四川での地震について、よく知り合いから「どんなところ??」と 聞かれる事があります。そこで今回は、私が知ってる範囲で今回の被災地、 「四川省」をご紹介したいと思います。 概況を説明しますと、四川省は温暖で肥沃な米作地であり「天府之国」と呼ばれ ています。人口は87,22万人、面積は485,000 km²で日本の1.3倍あまり、 人口と面積から考えると、ドイツよりも大きく、人口が多い事になる 大きな行政単位です。 四川省は私の好きな地域で、4回にわたり、数か月滞在しました。 温暖湿潤な気候と、小柄で愛嬌満点の四川の人たちに惹かれ、 成都を中心に、色々と巡り歩いたものです。 農村部では白い壁と黒い瓦の家並みと、広い竹林が印象的で、 湿潤な気候のため、到る所に池があります。 また、竹がよく取れますので、竹で作った家具等が名産の一つとなっています。 歴史から言うと、成都は「三国志」の「蜀」の都でした。 市内には「武公祠」と呼ばれる諸葛亮の墓がありますし、その傍には 劉備玄徳のお墓もあります。 地震の報道でよく地名が上がる「綿竹」には、三国志でもよく出てくる成都の守り、 「綿竹関」があった場所で、三国志好きの人なら地震の報道の中に 懐かしい地名を聞く事もあるのではないでしょうか? また、日本でも有名な詩人杜甫も、成都に庵を結び、詩作に励んだことでも 知られます。 唐辛子の辛さと、山椒の実のしびれる辛さが効いた四川料理もまた魅力的でした。 「夫妻肺片(牛の内臓の四川風味)」「水煮牛肉(四川風牛肉煮)」など、 日本ではなかなか食べれない、しびれる辛さの料理です。 主食がお米なのも、日本人にとってはうれしい限りです。 日本でもおなじみ「棒棒鶏(バンバンジー)」や「麻婆豆腐」も、四川料理で それぞれ発祥の店が成都で今も営業しています。 有名なところでは、ロケットの打ち上げ基地、パンダの保護基地、 世界遺産の九塞溝等も四川省にあります。 全然知らないと思う所でも、こうして聞いてみると 「あ、あそこか!」と思われる人も多いのではないでしょうか? 四川省が好きで何回も通った思い出が私にはありますので、 今回の地震は非常に心が痛みます。 早急に復興が進む事を願ってやみません。 無事復興が成ったらば、是非もう一度訪れてみたいと 思っている所です。 菊池 PR |
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