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今週の月曜日(4/28)のNHKスペシャル番組は大変興味深いものだった。
「日光・月光菩薩 はじめてのふたり旅 ~薬師寺1300年の祈り~」

薬師三尊の光背が取り外され、金堂薬師如来像と日光・月光菩薩像を様々な角度から映し出し、
こと細やかに解説されていた。

現在、菩薩像をはじめ多くの国宝が東京国立博物館の薬師寺展で公開されている。
奈良の薬師寺へは何度も足を運んでいるが、薬師三尊像の内、両脇侍像が東京上野の博物館へ
お出ましとは前代未聞のことで、早速、拝観に出かけた。
平城遷都から1300年を記念しての催事で両菩薩立像が揃って寺外で公開されることは
薬師寺の長い歴史の中でも初めてのことだそうで画期的な展覧会の機会を得た。

3メートル余の立像はそれ以上の大きさに見え、柔軟な体勢と高貴な表情に不思議な圧倒感を覚えた。
御像を360度ぐるりと拝観できる会場では、手を合わせる人も多く、感嘆の囁きがあちこちで聞こえる。
1300年前にこの大きな御像を一度に鋳造された見事な技術力にただただ驚嘆する。
崇高で優美な曲線を描く御姿を、ぐるぐる回って拝観することがとても失礼なことのようにも感じた。
まほろばの都から喧騒と好奇の注視する街へお目見えされたおふたりは、
さぞかし戸惑いのことと拝察する。

また、昨日の新聞記事によると薬師寺東塔が解体修理されるという。
1898年以来110数年ぶりの大改築のようだ。
奈良時代草創期から唯一の姿を保つ世界遺産の伽藍からは、どんな貴重な遺物を表すだろうか。
解説書を片手に古代の歴史に思いを馳せることもたまにはいいものだ。
明日からの連休、旧友のお招きあり大和路へ伺う。
金堂でひとり静かに居を構える本尊薬師如来像をしみじみ拝観したいと思う。
岩瀬
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