× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 沖縄、奄美大島につづき九州、四国地方も梅雨に入った。 関東地方もその兆しが見えてきた今日の空模様。 季節の移ろいは確実にやってくる。 私たちは、その変化を当然のように受け止めているが、 世界を見ると変貌する気候の内容が明確に違ってきているようだ。 地球温暖化による海水温度の上昇、山火事の多発や旱魃による荒涼とした原野、 または大洪水の発生など、世界各地にさまざまな異常現象をもたらしている。 この現象は生き物の生態系や自然環境の破壊などに大きな影響を及ぼしていると言う。 今朝の読売新聞にも衝撃的な記事が、一面の準トップと他面にも掲載されていた。 地球温暖化の大きな原因の一つとなる温室効果ガスの排出が現状のまま改善されなかった 場合、今世紀末には世界遺産の白神山地(青森、秋田県)のブナ林が消滅する恐れが あるほか、高潮被害が増大するなど各地に深刻な影響が出る…環境省の委託研究 先日見たニュースはバングラデシュ国を報じていた。 インド洋のベンガル湾に面したこの国はヒマラヤ山脈を源流としたガンジス河を含め 大きな河川三つが国土を縦断している、その支流のデルタ地帯が肥沃な土壌と水に恵まれて 水田耕作に適している、然しヒマラヤからの雪解け水の過剰な流入などで度々大洪水が発生、 近年は特に水かさが高まり国土を侵食して国民に大きな危害を加えているとの報道を目にした。 これらの事態は文明の進歩により現在快適と思われる生活に密着しつつ、 且つ、相反する大きなテーマに思う。 バングラデシュの東南に面した位置に先般強烈なサイクロンに襲われ大きな被害を出した ミャンマーがある。 中国四川の大地震も発生から三週間経とうとしているが未だに大きな余震に脅える日々と 土砂ダムなどの崩壊危機にさらされている。 何より、一日でも早く平穏な日常生活に回復される事を祈らざるを得ない。 アジアの一部の地域を見ただけでも、人間と自然の生死に関わる事態が現実に起きている。 これは決して、対岸の火事ではない。 自国の社会生活を顧みた場合、不安材料は溢れるほどある。 東京駅や上野駅などにある地下四階ホームは、約33メートル地下へ潜った所にある、 ここで電車を待つ時に、又はすし詰めの長いエスカレーターの中で 大地震が発生したらどうなるのだろう? 頭上の構内には調理に火を使うレストランや飲食店が列を並べている。 災害時にお客を誘導する、きちっとしたマニュアルが出来ているのだろうか? 仮に、出来ているとしても利用者には知らされていない。周知徹底されていない。 模擬演習をしたと言う話しも、まず耳にしない。 それどころか、日ごろ駅員の姿さえ見かけない。 絶対にそうではないと思うけど! 災害が起きた時は起きた時、あとは野となれ山となれ。その時、そこに居たから運が悪かった? …の刹那主義的であったとしたら決して近代国家とは言えない。 ここでも産業の発展と飽くなき利益の追求を優先して、利用者の安全と保護を 後回しにしていると考えがちになってしまう。 一昨日の朝日新聞に印象に残った記事があったので引用させて頂く。 「TICAD親善大使としてスーダン、ケニアを訪れた女優」 の話し。 「お金を得たことで先進国が失ったものを、アフリカの人たちはまだいっぱい持っている」 例えば、底抜けの明るさ。切なくなるくらい、自然に対して正直な感覚。そして太陽の下、 大地に立ちつくすまっすぐな姿。笑っている子供の数も日本よりはるかに多かった。 「彼等が本当に困っていて、私たちに何か出来ることがあれば、助けてあげたい。そういう ”気持の循環”が大切なのでは」… 鶴田真由さん 季節の循環を感じると同様に、危機管理意識の恒常的必要性とその対策、 人間同士の心の循環の大切さを今こそ考えさせられる。 岩瀬 PR |
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