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昨年末に弊社取次店様から一冊の絵本を頂いた。
題名は「クラウディアの いのり」と言う。 サブタイトルに「人の悲しみの上に 自分だけの幸せをきずくことはできない」と付されている。 感動的な実話を元にした絵本だった。 物語はロシア語で書かれ、その下に日本語の翻訳が描かれている。 秋の公園を思わせるイエローグリーンの表紙と描画に、どこはとなく寂寥感を想像させる。 60年以上前の戦争終結後、ロシア大陸に捕虜として拘束され幽閉生活を強いられた 日本人男性をやさしく支え、結婚して幸せな家庭を築いていくロシア人女性クラウディア。 その一方、夫を日本の家族の元に帰還できるよう努力して実現させる悲しくも尊い内容だ。 この本は ポプラ社 発行 、作者 村尾靖子 氏 、挿絵画家 小林豊 氏 、 ロシア語翻訳 犬伏洋子 氏、で構成されている。 特に胸を打たれた頁は崇高なドラマの巻末にクラウディアが自分の気持ちを表した1編の詩が、 紙面いっぱいに、びっしり翻訳されている。(1997年3月21日 記) その、ロシア語翻訳者、犬伏洋子氏のお母様が弊社と10数年に渡り好意にして頂いている 犬伏幸代 取次店様であり、お客様や同僚店からの信望も厚く取次店会の会長職も務められた。 私も家族のような親近感と全幅の信頼感を寄せている。 犬伏様から昨年末に頂いたメッセージを、ご本人にお断りの上で記することにする。 「一人ボッチになったクラウディアに、娘は時折国際電話をかけては健康状態を細かく聴いたり、 励ましの言葉をかけているようです。私も自分の持てる幸せをかみしめて、お仕事に、そして 充実した生き方に努力してまいりたいと存じます。」‥‥ 酷寒のロシアにひとり暮らすクラウディア様と関係者の皆々様の末永い幸せを祈らずにいられない。 人生は壮大なドラマだ。そして、地球は小さな一つの村である。 一冊の絵本から改めて教えられた深遠なる人間愛、そして平和の大切さ。 争いのない平和で幸せな2009年度に成って欲しい! 厚い願いと希望を膨らませ、心より念じる年頭のひととき。 <参照> http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=20040300 岩瀬 PR ![]() ![]() |
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