× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 日々愛用している「致知手帳」の上段に週単位で著名人からのメッセージが記されている。 今週の」一節はこうだ。
「大人は過去からの伝統を子供たちに伝える責任を負う」(高崎経済大学)八木秀次教授
「伝統」と言うほど重いものではないが、先週些細な触れ合いを覚えた。
3連休の初日に当たる土曜日、私は東京駅に向かうため都営地下鉄直結の京成線に 乗車した。午前10時頃の車内は6割程度の乗客数だった、 途中の荒川駅から中学生高学年と思える10数人の少年たちが乗車してきた、 学校の野球部だろうか全員ユニフォームにグラウンドコート姿で体形はほぼ大人なみに見える。 そして彼らは、たまたま空いたドアー近くの座席の両サイドに座った。 ひじ掛けに腰を下ろす少年もいたので10人が席を占有することになる。
電車が浅草駅に着いた頃には立っている乗客も増えてきている、 近くにいた私は見かねて彼等に向かって言った。 「君達、ここは優先席なんだよ!立っているお年寄りに席を譲ってあげたらどうなんだ。」 さらに蛇足とは知りながら、 「野球選手なら立って足腰を鍛えることが必要ではないか?」 「アソコで立っている人と代わってあげたらどう?」
瞬間キョトンとした彼等は、そこで初めて窓に貼ってある優先席のステッカーを見上げた、 そして一斉に立ち上がり席を空けた。 さらに一人の少年は脱帽してドアー際に立っている高齢の方を自分達の空いた席へ 誘導していく。 私は思わず「エライゾ!」と2回彼に言葉を投げた。 つぎつぎと優先席は埋まる。
そのとき思ったが、もしかしたら彼等はそこが優先席であることを、分からなかったのかも知れない。 公立中学校であれば生徒のほとんどは電車通学をしない、日常的に乗らない電車内での ルールを理解していなかったのだろうと自分なりに考えてみた。
自分達は常識と認識していることでも、知らない人には常識ではない。
今、社会の風潮は産業や経済の発展を優先してルール作りを後回しにしているとも思う。 見せかけのパフォーマンスにばかり目を向けさせ情感や社会秩序の大切さを説明する 工程が伴っていないケースも多々見受ける。
青少年の言動を声高に非難する前に、周りの大人が社会ルールやマナーを根気強く 知らしめて行くことが大切と強く感じた。
心の中で勝手に命名した「荒川野球少年団」頑張れ! 君達の純真さと素直な行動を今後も陰ながら応援したい。 岩瀬 PR |
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