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先週は沖縄本島北部の今帰仁(なきじん)へ行った。

ここは、美ら海水族館から約1キロ北部で那覇市から北へ約85キロに位置する。

 

今帰仁城跡は世界遺産にも登録され風光明媚な上、豪快な印象で、

東シナ海に面した琉球王の壮大な居城跡地だ。

一帯の森林は雨上りの霧が立ち込み幻想的にも見えた。

まさに森林浴を身体の奥底まで浴びた感覚に酔う。

 

ゴツゴツとした固い石畳を踏みしめながら本丸御殿の跡地まで登る。

数歩上がったところで、どうしても素肌でこの感触を味わいたくなり裸足に成った。

ズボンを膝まで巻くしあげ、両手に靴をぶら下げて感覚をかみしめながら歩を進めた。

少し濡れている石段はひんやりと心地よく古代の歴史が足裏から伝わってくるような気がする。

 

本丸跡地まで上がると土のぬかるみが懐かしい、そして砂利の鋭角な刺激が

ほどよく痛く感じて気持ちがいい。

真っ青に広がる東シナ海を見下ろしての深呼吸は心も気も晴れる。

そこかしこに咲くハイビスカスの花も目と心をなごませる。

 

コンクリートとアスファルトに覆われた現代、多くの街並みは人間の虚像と似ていると思う。

利便性と見た目を優先して生物本来の営みを置き去りにしているような気すらする。

 

地球が皮膚呼吸できず苦しんでいるようにも感じる。

 

美しい島、沖縄も那覇市の波の上ビーチをまたがるバイバス工事や、北部の名護市周辺で

岬の森林を削る乱開発とも思える工事施行が気になる。

文明の進歩による利便性と快楽の追及、自然を保護して心身の豊かさを大切にする、

どちらを優先にするか複雑な問題だ。

 

入り口の駐車場まで往復した裸足の散策は日ごろ忘れていた感性を取り戻す絶好の機会だった。

 

いつまでも、このような自然環境を大切に守って欲しい、また守って行きたい。

                                             岩瀬

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