× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 誰が決めたか知らないが私は猫です。
猫という名前を頂きこの世に生を授かりました。
余寒厳しい雨の朝、私は飼い主様に捨てられました。
引越しというご都合で私は置き去りにされたのです。
寒い日も雨の日も真夏の太陽も耐えて私は生きる道を模索しました。
怖い日もあり傷つけられたことも幾たびか、お腹がすいてさ迷い歩く悲しい日々。
いつか幸せな日が来ること夢見て必死になって頑張り抜こう。生き抜こう。
捨てる神あれば拾う神あり、ご近所の人間様が優しくしてくれる。
私は力強く生きて行く決意をしました。
人間様にチヤホヤされる愛玩動物とは私は違う。
雨降る宵にベストを羽織ってくれなくてもいい。
私は自分の肌で雨風しのぎ自分の皮膚で呼吸をしていく。
閉じ込められた部屋とソックスはいらない、
突き抜ける大空をいつも見ながら自由な大地を自分の素足で踏みしめる。
同じように捨てられた子猫が私を慕って付いてくる。
教えてあげよう人間様のエゴイズムと優しさを。
君の力になって私も大きく成長しよう自然の中で躍動する喜びを見つけよう。
私を捨てた飼い主様、私は貴方を恨んでいません。
人間社会の事情があったのでしょう。私を自由にしてくれてありがとう。
見て下さい、私はこんなに逞しく成長しました。
神様、私がもう一度生まれるときも今の猫にして下さい、どうかお願いいたします。
お盆も近い8月10日資材置き場の屋根の上、まどろぎ覚めぬ雨上がりの朝。
私にいつも声をかけ、なでてくれる人間様の声が向かいの窓から聞こえてきた。
訳のわからない物を通してこちらをのぞき何か私に呼び掛ける。
そうなんだ、私たちは同じ生き物同士だ。だから通じる喜怒哀楽の思いがある。
平和な社会を守って行こう、明るい未来を築いて下さい。
人間様はなんでもできる。
どうかお願いいたします。私は幸せ求める猫です。
岩瀬
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