× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 例年、梅雨空が続く今頃の季節は葛飾水元公園の菖蒲園や、
鎌倉の名月院あじさい寺などを思い起こす。
然し、今年は何故かそのような情緒が心に伝わってこない。
考えたくもない大気中の放射線量の数値情報で日々明け暮れている。
人類が五感で直接感じ取ることの出来ない放射線は、
いまだ止むことを見定めることも無く大気中に降り注いでいる。
とてつもなく重く厳しいテーマだが原発問題を避けて通れない状態が、
現在の日本であり全世界の課題であると思う。
島国であると同時に地震の巣が散乱しているような日本列島を、
ぐるっと取り囲むように54基の原子力発電所が存在していることに改めて
末恐ろしさを感じてしまう。
原子爆弾の材料であるウランやプルトニウムの核分裂反応を基に、
発電する熱を利用して電力を供給している。そして、
平和と豊かさに貢献している機関が原発なのだろう‥と。
その程度の浅学非才では原発の存廃を論じることはできないが…。
及び安全神話を疑う余地もなく信じ切っていた意識過少な今迄の己。
今週の火曜日(6/14)、多くのメディア報道に強烈なインパクトを受けた。
経済産業省所管の日本エネルギー経済研究所は以下のような試算をまとめた。
日本の原発54基を全て稼働せず原発発電量をゼロにして、
来年度に火力発電へ電力需要を代替した場合、標準家庭の電気料金が、
一世帯当たり月間1049円増加するとの内容だった。
お金の使い方にも各自各様があるし、達成には種々困難な状況もあると思うが、
個人的にはこの程度の出費で平和と安全が守られるのなら大賛成だ。
恒久的に安全安心な社会を存続する為にも国民的議論として、
もっともっと各界でこの問題を公平にクローズアップして頂きたい。
ガスによるハイブリット式火力発電も昨日のニュースで報じられていた。
東京湾に設置して電力の地産地消を目指したいとの都知事発言が夢を描く。
現世の生命が一つしかないように、美しい地球も同様だ。
一市民として行き過ぎた贅沢や過剰な豊かさはもう要らない。
せめて四季の味わいを心底から楽しめることが出来る世の中であって欲しいと、
願わずにいられない。
岩瀬
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