× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 花曇り。菜種梅雨。‥
枕言葉通りはっきりしない天候が続く今日この頃。
今朝の東京は猛烈な強風で自転車の人が前に進まず、
倒れてしまうほどで渦巻き、うなる風はまさに春の嵐だ。
いづこでも、気候の訪れは時には厳しく、時には柔らかく、
毎年同じように繰り返す。大気も人間同様生きている。
昨日タイからきたメールでは、あまりの暑さのためエアコンが壊れたほどと言う。
されどこの時期になると、どうしても桜を連想してしまう、
週末の各地は多くの花見客で賑わうことだろう。
特に東京では、千鳥が淵、上野公園、隅田川堤などに例年多くの人が訪れる。
強風が早く治まり穏やかな週末になって欲しい。
昨日友人と菩提寺で偶然というか、ごく当然のように出会った。
境内のしだれ桜を前に一人がベンチ、一人が立ったままの飾り気の無い
会話の中で花見が話題になりそれとなく一致した。
混み合う週末や休日を避けて月曜日に隅田堤へと誘われる。
彼のお誘いのもう一つある目的にも合意した。
隅田川の西側、知る人ぞ知る、割烹居酒屋さん。
浅草一丁目一番地にある「神谷バー」での語らいだ。
こちらのお店では100年余続いていると言われてる「電気ブラン」が
お店の代名詞のように有名だ。
ブランデーをベースにワイン、ジン、キュラソーなどを配合したカクテルで、
アルコール度数も40度~45度ある。
一説によると飲んだ時、口の中が電気のようにしびれるから、
または大正時代の開業当時、電気という言葉が新鮮味を与えて、
当時のハイカラ風情に持てはやされたからとも言われている。
通の人は生ビールをチェイサー変わりにして電気ブランと交互に飲む。
若い頃、真似して気取ったものだ。
うまく出来たものでアサヒビールの本社がすぐ近くの吾妻橋を挟んで東側にある。
一昔前は工場から出来立てのビールを太いパイプで講堂のようなビアホール
に直送されて客席のテーブルに運ばれた。
銭湯上がりに友と連れ添って下駄履きの普段着で通った頃が懐かしい。
ともあれ、老舗バーは大正ロマンの建物と下町の気取らない雰囲気を好む
馴染み客も多いが、浅草観音詣や花見の帰りに立ち寄る愛好家でも賑わっている。
ここ葛飾運動公園の桜も例年の如く素敵な装いが整った。
今年になってひとつだけ違う光景ができつつある。
桜木のてっぺん遠く東京スカイツリーが、にょっこり顔を出した。
ある人いわく、「にょっこり」とは、
夢とか願い事が叶いますように!とのことらしい。
岩瀬
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