忍者ブログ
[599] [598] [597] [596] [595] [594] [593] [592] [591] [590] [589]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日は二十四節季のひとつで「白露」だった。
白露と書くと近頃はお相撲さんの名前かお酒の銘柄を想像しがちだが、
「二十四節季のひとつでこの日から秋分の日の前日まで15日間が、
白露に当る。この頃は野の草花に白つゆが宿る頃」と広辞苑には記されている。
秋の序章を表す節目のこの控え目できれいな言葉を愛でたい。
 
旧暦の頃は季節感を表す言葉に情緒と含蓄があり趣き深い。
月の満ち欠けとの対象基準の違いが現行の太陽暦に季節感のズレを生じるが、
表現が美しく古き良き時代を彷彿させてくれる。
秋の夜長に枕草子か徒然草など日本文学の古典を読み直したくもなる。
 
日本文学研究の第一人者でコロンビア大学名誉教授の、
ドナルド・キーン氏はアメリカから日本国に永住を決めてくれた。
東北の被災者にも激励に訪れて下さると言う。
 
地位や金銭欲または自己の名誉や名声と保身に血眼の人間が多い世の中で、
実にすがすがしく潔い行動に感服の至り。
投げかける言葉一つ一つに矜持があり迎える国民の一人として心から歓迎したい。
 
「希望があれば乗り越えられる」
「終戦後の奇跡的な復興が出来たように、震災の復興も必ずできる」…
これらのメッセージはとてつもなく力強い言葉として受け止められる。
秋の七草に一滴の雫をもたらし鋭気を養う助力をする白露のようだ。
 
秋に入ると夕日も柔かく静寂と沈静を地球に写す。
突き刺すようだった灼熱の光線が今はやさしく川面に輝く。
 
厳しい環境の一時代と耐えがたい季節は
穏やかな日々をより強く且つ鮮やかに享受できる為の、
足固めに転換できるものだと思う。
                                               岩瀬
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
忍者ポイント
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
キューサイ東京センター
はてなRSSに追加
livedoor Readerに追加
My Yahoo!に追加
Googleに追加
goo RSSリーダーに追加
Bloglinesに追加
Technoratiに追加
PAIPOREADERに追加
newsgatorに追加
feedpathに追加
Powered by SEO対策 RSSプラス
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
グリーンフラワー
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索