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雀が減った
 
公園や寺院の散策などで最近気になることがある。
それは、雀や燕の姿をあまり見かけなくなったこと。
紙面などでも話題になっているが確かに雀の数が激減したように思える。
 
世界的にミツバチの減少が大きな問題となって久しい。
ハチがいなくなれば受粉ができず、植物が育たず農作物の収穫減になり、
人々の生活を脅かす事態が生ずることになるという。
 
ミツバチと雀などが減少している相関関係は分からないが、
弱い小動物が姿を消していることは否めない事実のようだ。
 
以前に兵庫県で国の天然記念物に指定されているコウノトリの卵がカラスに
襲われたとのニュースがあった。今年の春には佐渡のトキ保護センターでも、
放鳥に向け訓練中だったトキが別の動物に襲われた。
これらは被害が天然記念物だからニュースとして大きく取り扱われているが、
雀のような野生の小鳥達も同じような被害にあっているのだろうか。
 
雀が減ってカラスが圧倒的に増えた。
雀の寿命はせいぜい2~3年、それに比べてカラスは約10倍の寿命があるそうだ。
カラスだけを悪者にしたくはないが、雀を口ばしにくわえて木立の上に飛び立つ姿を
何度か見かけた。同じ野鳥同士の生存競争だが、むごたらしい瞬間に不快感を覚える。
公園でハトを威嚇する光景もたびたび見かける。
 
ここ数年前から各市町村で生ごみ収集の際に防御ネットを張るようになった。
東京では10年前位からだろうかネットの他に、集合住宅などはフェンスを張って、
生ごみを食べ荒されないように賢明な策を講じた。
その為に餌に困窮したカラスが小動物を襲うようになったのだろうか。
森に木の実などの餌がなくなり人里の住宅にクマが出没するようになったことと同じ状況か?
 
数十年前に上映された、ヒッチコック原作の「鳥」(The Birds)という題名の映画があった。
カラスが木々や電線いっぱいに群れを作り、通りがかりの園児の集団を次々と襲っていく。
幼児や女性、老人など弱者を痛めつけ、街を混乱と悲惨な状態に落とし込む。
鳥が人間を襲った理由は、厳寒による餌の激減と人への逆襲であるとエンディングに示唆する。
 
何か今の時世に似てはいないか?
なすがままの放置状態で、結果を見て対策を考えるような安直的風潮に感じる現在の社会。
何事も「需給バランス」と「平衡感覚」が大切であることを、
30年以上前に映画原作者は暗示していたのかも知れない。
 
特にカラスは4月から7月位までは子育ての時期に当たるという。
神経質になり人間に対しても組織的な威嚇行動が増える時期らしく注意が必要だ。
 
カラスと雀や燕を比較したら、どうしても弱小な小鳥を庇護したくなるのが個人的感情だ。
雀が減少している因果関係は定かでないが、
人間生活に於いても映画のような被害を受けないよう、何らかの対策が必要だと思う。
                                                     岩瀬
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